あたりまえのことを大切にすること。

9月1日の18時3分ごろ

乙女座の新月を迎えました。


わたしはその時、新橋のアトムタワーで

石笛奏者の横澤和也先生の音開きに参加させていただきました。


参加者の皆様にほんのささやかな

直会をご用意させていただきました。


シンプルに玄米のおむすび3種

梅干し わかめのふりかけ はと麦味噌

どれもわたしの自慢の食材たちです。


ズッキーニとミョウガのぬか漬け

5年目にしてなんとなく納得のいく味に

育ってきた糠床。

美味しさってやっぱり時間がひつようだな〜と思います。


いただいた栗

ゆっくりとゆっくりと茹でました。

参加者のゆかちゃんのお父様が亡くなった時に

植えた栗の木。毎年たくさんの栗が実を付けるそうです。

「こんなに美味しく茹でてもらえて嬉しい〜。

お父さんがここにきている気がします。」のコメントをいただきました。

シンプルなお料理が実は一番難しい。

だってごまかしがきかないから。

茹でるとか炊くとか

素材そのものをどう生かすかが大切なこと。


樹木希林さん主演の映画

「あん」

あんこを炊くのがとっても上手な樹木希林さんが

「せっかくきてくれたからちゃんとおもてなしをしないと・・・」

というシーンが大好きです。

誰をおもてなしするかというと

小豆をおもてなしするという場面です。

せっかくわたしのところにきてくれた素材さんたちを

ちゃんとおもてなしすると美味しくなる・・・。

おもてなしの様は火加減だったり、水加減だったり

どんな風に混ぜるのかだったりするのです。


今日も栗さんたちのおもてなし。

ご満足してもらえたみたいです。


そしていただいた巨峰。


何人集まるのかもわからない

なんとなく集まってあるものをいただく。

そんな枠組みの今日の集まり。


石笛と篠笛の演奏をしてくださった横澤和也先生。


「この会は月を中心に集まってもらっている会。

 始まる時間も集まる場所も・・・その時々に違っていて

そこに集まった人と過ごす時間を大切にしている・・・・」

「都会の中で忘れそうになっている感覚を意識して取り戻すために

 新月の日に石笛をきいてもらいたい・・・」


そんな思いで続けてもられた新月の会は6年間休まず

毎月新月の日に行われているそうです。


この写真は石笛

石に空いている穴は貝殻が生息していてできたものだそうです。

自然界が作った人の手を介さない楽器。

横澤和也先生は今から約25年前にこの石笛を天川神社の宮司さまに

渡されたのがはじめての出会い。

「神様をお呼びする笛」と言われて渡された時

どうやって吹いていいかも、どんな音もでるかもわからなかったそうです。

練習をしようとしたら

「これは神様を呼ぶための笛。練習で音を出して神様が降りてこられたら

今のは練習だからおかえりくださいとは言えないだろう・・・」と言われ

神事まで吹くことができなかったそうです。


その時、横澤和也先生は

石に自分を沿わせてみる

自然界と調和を意識する

そのことに集中したら

音を導き出す事が出来たそうです。


私は何度も横澤和也先生の

石笛を聞いたことがあります。

その音は人が作り出すことができない
宇宙からの音で
耳で聴くというよりは、
魂が受け取るといった感じです。

お料理を作るとき
その振動に意識し
振動が形を変えたり
色を導き出したり
味を作り出すと
そんな風にいつも思っているのです。

横澤和也先生の石笛は、、
石を通して、その石の想いや
経験を私達が体感しているように
思います。

神様に降りてきていただくための音

だとしたら、
その音を聴いて、ひとり、ひとりが感じる
そのことが神様からの伝言のように
思います。

新月は月の暦でいうと
はじまりのとき。
ついたちになります。

はじまりのその瞬間にそんな音を聴かせて
いただく事ができて、本当に幸せな
時間でした。

なんとなく盛り付けたお料理も
なんとなく皆さんでいただく事ができ
笛の話や
栗の話
ぶどうの話をしながら
時を共有する
なんとも言えない
その自然な流れにとても心地よさを
感じたのです。

たくさんあることや
豪華なものがあるわけでなく
そこにあるものを
みんなで囲みながら食する。

数がたりないから
そこに思いやりが育まれ
お皿がないから
工夫が生まれる

ないことに注目するのではなく
そこにあるものに
みんながフォーカスして
話をする
そこからはじまる話が
人と人を結んだり
次の動きを生み出していく

何かの目的のために
話すのではなく
あるものに
みんなが調和していこうとする
エネルギーがなんとも言えない
心地よさを生み出し
ココロや魂を浄化して
満たしていく。


いま、ここ。

の体験です。


そんな体感が
自分のやりたいことや
自分の存在に気づかせてくれる

毎日の積み重ねが
こんなスタイルだったら、、
そこに愛が育まれ
調和がとれると感じた時間

そうだね。
こんな感覚が私が体感したいこと。
そう、はっきりと明確なビジョンを
手に入れました。

私がここから体感していきたい
世界は、たくさんあるものの中から
争う世界ではなく
シンプルなことを
丁寧に重ねていく世界

豪華でもなく
あたりまえのことを
大切にする世界


その具体的な表現がわたしの場合は

お料理することと食べること


伝えたいことは

ひとりひとりの命の尊さと

ひとりひとりの持っているその才能を

自分で育み、生かすこと。

ここまでの生きてきた体験と出会いの中で

感じ育んできた大切なこと。

自分を信じることと自分を愛することのその術を

食べることとお料理することで伝えたい。


ここまでもそしてこれからも

スタイルは変わっても志は変わらない。

今日までは少し遠回りして

言いたいことを時代に合わせてきたけれど

今日からは伝えたいことを素直に伝えていく。


今日、横澤和也先生にいただいた言葉で嬉しかった言葉

「食べることってあたりまえのことでしょ。そのあたりまえのことを

 こだわって丁寧に大切にしてこられたんですよね〜」


こだわるという言葉の響きを

今日ほど心地よく感じたことはなかったな〜。

あたりまえのことだから大切にしていくことが

暮らしを豊かに導いていくと感じ取った瞬間でした。


マクロビオティックに出会う前からご縁がある横澤和也先生。

思い出せば数々の節目に先生の石笛で扉を開いていただきました。

本当に久しぶりに再会したのがこの大きな転換期を迎える

9月1日の新月のまさにその時

わたしの扉をきちんとあけることにつながりました。


宇宙の采配ってすばらしいな〜って思うのです。


偶然はなく全ては必然であり

与えられていることに感謝します。


そうなんですよ。

全ては与えられているのです。

そのことに気がつくために毎日の習慣で実践するといいことは

ありがとうの気持ちを育てることなのです。


私たちは毎日を重ねる時

なかなか「ありがたい」という気持ちになれないことを

体験したりします。

「嫌だな・・・」って思ったり

「つらいな・・・」って思ったり。


そう思うことが悪いことなのではなく

そう思った時に「それもありがたいこと」

そう思った時に「それを必要なこと」と思えたら

ありがとうの気持ちを手に入れることができるようになるのです。


これは道徳的なことではなく

そう思うと自分の気持ちが軽くなって明るく見えてくるんです。

そう。自分の人生が楽しく思えるためのスイッチ

それが「ありがとう」の気持ちなんですよね。


新月を迎えてここから

9日の上弦

17日の満月

そして23日の秋分と

今月はエネルギーが大きく動くポイント満載です。笑


自分の志をみつけるために

なりたい自分になるために

あなた自身のスタイルをみつけるために

ありがとうのスイッチをたくさん押すことをオススメします。


あなたがこの宇宙に愛されていて

全てのものが与えられていると思うために

ありがとうのスイッチをたくさん押してみてくださいね。


今日も最後まで読んでくださったあなたに感謝します。

ありがとうございます。

感謝♡一粒万倍


お料理びと naka mIe


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自然の摂理を取り入れて古き良きものを 大切にし未来に結ぶ。 100年後の地球のために。 10年後のカラダのために。 食べることと、お料理することを考える 食べることと命を育むことを 食べることと豊かに生きることはつながっている 恵みとリズム。 ぐるっと巡らせて 自分を大切にする暮らし。 そんな暮らしについて語ります。

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