感謝と祈りを形にするとき
昔の人は12月8日 大雪の頃を迎えると
山だけでなく平野にも雪が積もり始めるので
農作業をお休みとして
お正月の準備を始めました。
「こと納め ことはじめ」
12月はお正月の準備を始める頃です。
お正月は
年神様を家にお迎えして
今年、1年の感謝の気持ちを伝えること
と同時に
来年、1年間が無事に過ごせますようにと
お願いをするそんなお祭りです。
神様に家にきていただくために
大掃除をしたり
神様をお迎えする準備をしました。
今では何でも買って用意をしてしまいますが
昔は、お飾りもお餅も
村の人や地域の人が集まって
自分達で作って用意をしたものです。
お節料理は
神様をお迎えするためのお料理で
その年、自分たちが作ったり
収穫したものの中から
神様に食べてもらいたいものを
お料理した御供えのお料理です。
そのお料理を
神様と一緒に食べるのが
元旦のお食事になるのです。
そのときに使う御箸が
祝い箸と言って
両方が食べれるようになっている
お箸を使います。
丸餅は神様の御霊を表現し
お雑煮でいただくことで
神様が自分達の中に宿ると言った意味を持っています。
鏡餅を床の間に飾るのは
神様の魂を飾って
家を守ってもらうと言った風習です。
お年玉はそもそも
神様の御霊を分ける意味で
丸餅を子供達に配ったのが
始まりと言われています。
お正月とは
そもそもは1年かん無事に過ごせた事を
神様して感謝と祈りを
伝えるそんなお祭りなのです。
豪華なご馳走を食べるのが
おせち料理ではなく
自然の恵みを神様と一緒にいただき
今年も元気に過ごせるようにと
祈るためのお料理なのです。
江戸時代に入ってから
言葉あそびが重なって
縁起をかつぐものもお重箱に
詰めるようになりました。
お重箱が四角いのは
隅々まで幸せが行き渡るように
という意味があり
地方によっては
4段目を空っぽにして
そこに幸せがつまりますように
と祈るそうです。
私はそんな考え方が
大好きです。
お節料理にはいろんな意味が
込められていること
そんな意味が伝えられなくなっていくと
お節料理を作らなくてもよくなるし
女の人が少しでも休めるようにという
意味だけが伝わったら
お節料理は使わなくても
買えばいいことになってしまうのです。
時代に合わせて
形は変化してもいいし
自分達の暮らしの中に
取り入れやすい方法を選択してもらえば
いい事だけど
そもそもの意味は
やっぱり知っておいてほしいと
そう思うのです。
日本人は自然の恵みをとても大切にし
食べるものは
自分達の力となり自分達を
守ってくれるものと受けとめてきました。
力は今で言うところの「エネルギー」
命をいただく事で
私たちは生かされている
と思い
命をいただくことに
感謝して暮らす。
そのことが
きっと人を豊かにするし
未来の地球を
今よりもっと平和に
そして豊かに輝かすと思います。
ご飯を食べる時の
「いただきます」の挨拶も
「ごちそうさま」の挨拶も
命をいただくことを感謝する
表現なのです。
そもそも
食べるということは
生きることや感謝を表すことにつながって
いるのです。
毎日そう思えなかったとしても
節目節目にその事を忘れないように
昔の人はお祭りや儀式として
その意味を繋いできてくれていると
思うのです。
感謝ができる暮らしは
人を豊かに育むと思っています。
日本人が大切にしてきたことの
その意味を
これからも伝えたいなと
思っています。
私たちのお教室では毎年
30日、31日の二日間
今年1年お世話になった食材を使って
お節料理を作ります。
毎年みんなと作るお節料理は
感謝と祈りを形にする時間として
キラキラと輝いています。
そしてそうやって作ったお節料理は
本当に美味しく出来上がるのです。
今年もそうやって
お節料理を作るのが楽しみです。
皆さんも
ぜひ、そんな風に思って
何か一つお料理を作ってみてはいかがでしょうか?
今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
感謝♡一粒万倍
お料理びと nkkamIe
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